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ブラジル・ジャングルマラソン挑戦記
挑戦者: カワシマ コウイチ
川島 孝一
レース: 第10回(2014年)ブラジルジャングルマラソン

ブラジル・ジャングルマラソン初日スタートの様子常にジャングルブラジル・ジャングルマラソン 川を渡る

今年(2014年)の3月頃に、ブラジル・ジャングルマラソンの映像を見て、とてもワクワクしてしまい、サハラマラソン(モロッコ)を完走した1ヶ月後に今年挑戦しようと決めました。
サハラマラソンの時と同じように一緒に挑戦したい人を募集して、僕以外に男性2名女性1名が手を挙げて頂き日本人初となるチームで挑戦しました。
そのうち、日本人初となる女性がジャングルマラソンに挑戦しました。

僕たちTeamAHO(チームアホ)は、誰かの挑戦が誰かの勇気につながる、誰かの挑戦が誰かの幸せにつながるをテーマに掲げジャングルマラソンだけが挑戦ではなく、それまでに必要な装備や食料等をスポンサーを集めたり、グッズを販売して思いを伝えたり一緒に感動の共有をしたくて動いていきました。

【トレーニングについて】

山で走る練習をお勧めします。また、川を泳いだり、沼地を歩いたりする事が多く常に靴が濡れている状態なので、自分にあった靴と靴下(薄めの生地や厚めの生地、5本指の靴下等)を選ぶことをお勧めします。

【装備、食料について】

サハラマラソンの経験があったので、ジャングルマラソンに関しては、食料を多めに持って行きました。結果的に良かったです。
川を1時間ちかく下ったり、山のアップダウンが多く、沼地で身動きが取りづらかったりエネルギーを消費する事が多かったです。上位を狙っている方は、とても荷物が軽く有名な選手の食料を聞いたら、ジェルとナッツのみと聞いてとてもびっくりしました。

【レースについて】

とてもアバウトでした。毎日走る地図はないので山のアップダウンがどれくらいあるか?
沼地でも、足首までなのか、それとも膝まで深いのか川も腰迄もあれば、足が届かない所を約200メートルを泳いだりジャガーの道があって、選手がジャガーを見たり地元の人があぶないと言われる場所の川を下るのですが、そこで選手がワニを見たりとあとから聞いてぞっとします。
トゲトゲな植物があったり親指サイズのアリがいたり蜂がいたり、※僕は蜂に2回刺されました。とても痛かったです。

チェックポイントまでの距離がアバウトで1キロ2キロの誤差もきついのですが、それ以上の時もあって、きつかったです。また、レースについて渡されたA4サイズ1枚の資料には当初256キロと聞いていたが、見てみると275キロと書いてあり、全てのチェックポイントを足すと、280キロ以上ありました。完走メダルには290キロと書いてありスタッフの方には300キロと言う方もいたり、何が正しいか分からなかったです。体力だけでなく、精神面でもこのジャングルマラソンは、鍛えられるので一度参加するのもいいかと思います。

大自然の景色は、最高でした。地元の方もとても親切でスタッフの方も優しかったです。
僕たちは、毎回、最下位でしたが、あきらめずに進んだ結果チーム全員が完走し、チーム部門で優勝する事ができました。

※2014年のロングレース275キロ部門は、51名がエントリーして25人が完走しました。

世界中の参加者とスタッフの方と国境を越えて繋がれたのはとても大きな経験でした。
言葉がわからなくても、思いは伝わると実感しています。
素敵な機会をありがとうございました。

以上

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